新型ジムニー(JB64)とジムニーシエラ(JB74)の人気は高まる一方で、増産体制を整えた今でも納期は縮まらず納車待ちの人がたくさんいます。
しかしそうなると、現行型のデビューが2018年ですから、納車待ちの間にモデルチェンジしてしまうのでは?と気になってくる人も多いと思いですよね。
そこで、少し気が早いですが新型ジムニーのフルモデルチェンジの時期、つまり次期ジムニーの発売時期がいつになるのかを予想してみたいと思います。
先に結果からお伝えしますと、2030年から2035年の間が濃厚です。
ほぼそこで決まりと言ってもいいでしょう。
なので、現在納車待ちの人やこれから購入予定の人もひとまず安心してください。
それでは、なぜ次期ジムニーの発売が2030年から2035年の間と言えるのか、その理由をこれからお伝えしていきます。
ジムニーのモデルライフは10年以上が当たり前
現行のジムニーは四代目となるのですが、これまでのモデルチェンジサイクルを見ると、11年、7年、20年となっていて、平均するとモデルライフは10年を軽く超えます。
国産車では非常に珍しい例なのですが、これはジムニーがラダーフレームと呼ばれる特殊なボディ構造を採用していることなどが影響しています。
軽自動車ではボディ骨格を流用して形だけ変えて車種を増やすのが当たり前なのですが、ジムニーはそうではなく専用設計となっていてコストがかかるので、コストを回収するために同じ型で長く作り続ける必要があるわけです。
そう考えると、現行のジムニーが登場したのが2018年なので、次のモデルチェンジは12年目を迎える2030年から5年間程度の間となる可能性が非常に高いわけです。
電動化(純ガソリン車販売禁止)問題
ジムニーはスズキの軽自動車(シエラは小型車)ですが、スズキは軽自動車のハイブリッド率が高いことでも有名です。
ワゴンR、スペーシア、ハスラーなど、人気車はみんなハイブリッドを採用しています。
しかしジムニーはハイブリッドではなく純ガソリン車。
これは、価格を抑えるためとオフロード性能を犠牲にしないための判断です。
しかし、報道でもご存じのとおり、2030年代には純ガソリン車の新車販売が禁止される流れになっていますので、ジムニーも2030年代にはハイブリッドもしくはEVにしなくてはいけませんが、現行型はそれに対応した設計にはなっていないはずです。
となれば、ちょうどモデルチェンジ時期として都合の良い2030年に合わせて電動モデル(ハイブリッド含む)として新型が登場するというのは自然な流れです。
つまり現行型のジムニーはそれまでのつなぎであると同時に、最後の純ガソリンエンジンジムニーとなるわけです。
特にMT車については走りの楽しさに魅力を感じている人も多いので、新車で買えなくなった後の純ガソリンジムニーは価格が高騰することになるでしょう。
現行ジムニー(JB64、JB74)はプレミア価格に?
そうなると、2028年~2029年型のジムニーの高年式中古車は、2030年代に入ってからプレミア価格で取引される可能性もあります。
なので、現行型ジムニーを買うなら2028年あたりが狙い目です。
もちろん、今購入して2028年あたりにもう一度新車に買い替えるという手もあり、買い取り価格の高いジムニーならばそういったことも楽しめるのです。
ジムニーのフルモデルチェンジ、つまり次期ジムニーの発表・発売がいつになるか気になっている人は、少し安心してもらえましたか?
早く乗りたい気持ちはわかりますが、焦る必要はまったくありませんので、ゆっくり購入計画を立ててくださいね。