国内最高級SUVのレクサスLX570試乗レポート

1100万円からという超高額の国内最高級SUVであるレクサスLX570に、やっと試乗することができましたのでレポートしてみたいと思います。

少し前に、価格的に近いボルボXC90にも試乗しましたので、主にそれとの比較をしてみたいと思います。

まず感心するのはインテリアの広々感で、異常なほどに幅広のセンターコンソールが、この車が特別な車であることを物語っています。

素材も高級なものばかり使っていて、目線も高いので大きくて高級な車に乗っているという実感があります。

このあたりは、シンプルなインテリアのボルボXC90とは対照的だなと思いました。

そして、いざエンジンをかけると、フォーンという豪快なエンジン音が鳴り響きます。

こういった部分は、SUVであることを強く意識させるもので、価格的にオーバーラップする高級セダンのLSとは雰囲気がまったく違います。

そして、走り出すと、とにかくボディの重さが気になって、出足が非常にもっさりした感じです。

エンジンのスムーズさや静粛性、乗り心地の良さなどは確かに文句のつけようがないのですが、何か一世代前の高級車に乗っている感じがして、ものすごく退屈でした。

2リッターのスーパーターボで足回りもしなやかでありながらシャキッとしているボルボXC90のほうが、高級でありながらワクワクさせるものがあって、「欲しい!」と思う感覚は明らかにボルボXC90のほうが上でした。

ボンネットの不自然なまでの凹凸もどうも違和感があり、設計の古いランクル200がベースなのをむりやり隠そうとしている感じがしてしまいました。

外観の迫力は確かにありますが、運転していて楽しいかと言われると、そういう感覚はまったくありませんでした。

展示車を見ると「乗ってみたいなぁ」と思う車ですが、実際に乗ってみたら「この車じゃなくてもいいな」と思ってしまう車です。

ボルボXC90のほうは、試乗してみたら「この車に毎日乗りたい!」と思いましたけどね。

とにかく安楽に安心して乗りたいという人にはレクサスLX570はおすすめできますが、運転に少しでもこだわりがあるならば、私はボルボXC90のほうをおすすめします。

むしろ、LX570を買うくらいなら、半額くらいで乗れて本格オフロードもOKなランクル200のほうが満足度が高いんじゃないかなと思いました。

いまどき大排気量という考え方も古いですし、最新のレクサスでありながらどこか昔の車のような雰囲気を感じてしまうんですよね。

ランクル200ならそれも似合うんですが、レクサスにはどうしても先進性を期待しますからね。

やっぱり、ベースが10年前の設計の車でレクサスの新型車を語るのは無理があるのかなぁと感じました。



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